ニュース6月25日(水)
PHCグループ、温室効果ガス削減目標の国際認定「Science Based Targets」を取得
PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:出口 恭子、以下「PHCグループ」)は、このたび、2030年度に向けたPHCグループの温室効果ガス(GHG)排出量削減目標に対し、2025年6月16日付でScience Based Targets initiative(以下「SBTi」)※1より「Near-Term Science-Based Targets(以下「Near-Term SBT」)の認定を取得しました。

SBTiは、地球の気温上昇を「産業革命前から1.5℃以下に抑える」というパリ協定の目標に向けて、企業が認定した科学的根拠に基づくGHG排出量削減目標の妥当性を審査・認定する国際的なイニシアティブです。
PHCグループは、サステナビリティ経営において「気候変動への取り組み」、「省資源化による環境への配慮」及び「サーキュラーエコノミー社会の推進」などを重要な課題として捉えています。2030年度までにScope 1(直接排出)・2(間接排出)のGHG排出量を42%削減、さらにScope 3(Scope1・2以外の間接排出)のGHG排出量を25%削減することを「中期経営計画2027※2」で掲げています。そして、これらの目標が、SBTi基準およびガイダンスに適合しているものとして、Near-Term SBT認定を取得することができました。
PHCホールディングス株式会社で代表取締役社長CEOを務める出口 恭子は、次のように述べています。
「このたびNear-Term SBTの認定取得は、当グループが『中期経営計画2027』に掲げているサステナビリティ戦略の一つです。昨年度から本格的にサステナビリティ活動※3を開始し、PHCグループのバリューチェーンを含む事業活動全体の環境負荷を把握し、それらを低減することを目的に、国際的なGHG排出量算定基準であるGHGプロトコルに基づいたScope 1-3の算定と国際基準であるISO14064-2019に基づき第三者保証の取得を実現しました。PHCグループは、省エネルギー活動や再生可能エネルギーの導入、設備の更新などを通じて、自社拠点での事業活動に伴うGHG排出量を削減するとともに、お取引先様との連携を強化し、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。」
• 認証を受けたGHG削減目標(Near-term目標)
Scope 1(直接排出) |
2030年度までに42%削減(2023年度基準) |
Scope 2(間接排出) |
Scope 3(Scope1・2以外の間接排出) |
2030年度までに25%削減(2023年度基準)
削減対象となる関連カテゴリ:
・カテゴリ1:購入した製品やサービス
・カテゴリ4:上流の輸送および流通
・カテゴリ6:出張
・カテゴリ11:販売製品の使用
・カテゴリ12:販売製品の廃棄処理 |
※1 SBTi(Science Based Targets initiative)は、Carbon Disclosure Project(CDP)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、We Mean Business Coalition、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)のパートナーシップによって運営されています。公式サイト:https://sciencebasedtargets.org/
※2 PHCグループの「中期経営計画2027」について:https://www.phchd.com/jp/about/vcp
※3 PHCグループのサステナビリティ活動について:https://www.phchd.com/jp/sustainability
<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2024年度のグループ連結売上収益は3,616億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
URL: www.phchd.com/jp