サステナビリティ

ステークホルダーエンゲージメント

基本方針

当社は、企業活動を支える多様なステークホルダーの皆様との対話を重要視しています。お客様、従業員、お取引先、株主、地域社会、行政、メディアなど、幅広いステークホルダーの皆様からのご意見やご期待を真摯に受け止め、適切な情報開示と双方向のコミュニケーションを通じて、信頼関係を築いてまいります。
情報開示においては、適時性・公平性・正確性を基本とし、当社の事業活動や取り組みについて透明性をもって発信します。また、ステークホルダーの皆様との継続的な対話を通じて、社会からの要請や期待を積極的に把握し、それを当社の活動に反映することで、持続可能な企業価値の向上を目指します。
当社は、全ての人々に最適な価値を提供するという理念のもと、ステークホルダーの皆様との信頼を深めながら、ヘルスケアの未来を切り拓くリーダーとしての使命を果たしてまいります。

コミュニケーション方針

私たちは、以下の価値観に基づき、コミュニケーション活動を推進します:

好奇心・探究心で世界を広げる

  • お客様目線で常に問いかける姿勢を持ち、ステークホルダーの皆様のご要望を的確に把握し、社会の変化やニーズに応じた情報発信を行います。
  • あらゆる物事からインスピレーションを得ることで、新しい視点やアイデアを取り入れ、ステークホルダーの期待を超える価値を提供します。

実行する勇気

  • 自己の潜在能力を解き放ち、透明性と適時性に基づく情報開示を通じて、社会に対して誠実に向き合います。
  • ステークホルダーとの対話を積極的に推進し、変化を恐れず新しい挑戦に取り組みます。

個の尊重と共創

  • 互いを尊重し、目標達成に向けて「One PHC」として団結し、幅広いステークホルダーとの信頼関係を強化します。
  • 地域、事業、職能を超えた多様な考えを受け入れ、持続可能なビジネスモデルを実現します。

高い倫理観

  • 誠実性、公正性、透明性を厳守し、倫理的な行動を徹底するとともに透明性をもった情報開示を行います。

重要なステークホルダーの特定プロセス

PHCグループを取り巻く重要なステークホルダーとして「お客様」「従業員/家族」「株主・投資家(金融機関)」「取引先/仕入先/サプライヤー/代理店」「行政/自治体/政府機関/業界団体」「地域社会/地域社会/コミュニティ」「将来世代・未来世代」「環境/地球の未来」「メディア」の9つを特定しています。

特定プロセスは以下の通りです。

  1. PHCグループの事業活動に関わる全てのステークホルダーを洗い出し、ロングリストを作成
  2. ステークホルダーのカテゴリーを分類
  3. 持続的な成長と全ての人々に最適な価値を提供するために、各ステークホルダーとの関係性・影響度を評価し、重要なステークホルダーを特定
関係性 ステークホルダーとPHCグループの関係性の深さ
影響度 ステークホルダーがPHCグループの事業活動、財務・非財務、ブランド価値への影響

ステークホルダーとの相関図

ステークホルダーとの相関図

ステークホルダーとの
コミュニケーション

主な
ステークホルダー
目的 対話手段
お客様 3つの事業領域「糖尿病マネジメント」「ヘルスケアソリューション」「診断・ライフサイエンス」のお客様に対して、商品・サービスの安全性や品質の確保し、適切な情報提供により期待を超える価値を提供します。
  • お客さま相談窓口の設置
  • 顧客満足度調査の実施
  • 各種展示会・セミナーの開催、当社Webサイトによる情報発信
従業員/家族 PHCグループの従業員9,245人(日本61%、海外39%)が活力のある組織文化を醸成します。そのための活動方針として「多様性の尊重」「連携の基盤づくり」「人財の活性化」を3つの柱に掲げ取り組みます。
  • 当社傘下の法人・事業部門間における人財交流
  • グループ共通の人事プラットフォームの活用、イントラネット「One PHC」の活用
  • タウンホールミーティング、ラウンドテーブル(意見交換会)の開催
  • 従業員エンゲージメント調査の実施
  • グループ経営幹部育成プログラムの実施
  • 内部通報窓口(コンプライアンス・ヘルプライン)の設置
株主・投資家
(金融機関)
適時適切に、公平に、分かりやすい情報開示により、信頼関係の構築と維持に努めます。
  • 株主総会、株主向け資料の送付(株主通信、株主総会招集通知・決議通知、配当通知など)
  • 決算説明会の開催、投資家・アナリストとの個別面談や取材対応、工場見学会の実施
  • 適時適切な情報開示および各種報告書の発行(四半期報告書、有価証券報告書、統合報告書など)
  • 当社Webサイト(IR情報ページ・お問い合わせフォーム)での情報発信および活用
  • 定期報告・定期面談
取引先/仕入先/
サプライヤー/代理店
誠実さ、公正さ、透明性を基本とした取引を行い、調達先企業さまと一体となり企業の社会的責任を実現することを目指します。
  • CSRアセスメントの実施(人権・環境・倫理・コンプライアンス等)
  • 下請法遵守委員会の設置・定期開催
  • 製品含有化学物質の管理、紛争鉱物の調査・確認
  • 代理店向けイベント(説明会、勉強会)の開催
行政/自治体/
政府機関/業界団体
適用される地方、国、地域、および国際的な規則、規制、および法律や業界団体の行動規範を遵守し、相互信頼に基づく関係を構築します。
  • 関係官庁・自治体との定期協議、国際機関への働きかけ
  • 業界団体活動への参画(定期協議や業界ガイドライン策定への参加)
地域社会/コミュニティ 事業活動を通じた地域貢献活動の推進、および地域の文化/慣習の尊重に努めます。
  • 地域社会における支援・社会貢献活動
  • 地域医療構想における遠隔医療の活用(僻地医療・在宅医療への展開)
  • 地方公共団体との連携協定の締結
将来世代・未来世代 将来世代・未来世代とともに新たな価値を創造し、ヘルスケアの未来に向けて歩んでいきます。
  • 教育機関への講師派遣
  • 当社Webサイト(採用情報ページ、お問い合わせフォーム)の活用
  • 会社説明会の開催、インターンシップの実施
環境/地球の未来 特に「気候変動への取り組み」「省資源化による環境への配慮」「サーキュラーエコノミー社会の推進」の3つのマテリアリティに重点を置き、環境保全活動に取り組みます。
  • SBT(Science Based Targets)へのコミットメントおよびNear-term Targetの設定
  • 国際的フレームワークに準拠した環境・人権等に関するESG情報の開示
  • ESG評価機関・NGOとのコミュニケーション
  • 国際イニシアチブへの参画
メディア 適時適切な情報開示により、事業性、安全性、成長性、社会性に応えていきます。
  • 報道関係者向け説明会、イベントの開催、個別取材への対応
  • 当社Webサイトでのニュースリリースの掲載・発信