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クリニック開業 医師 2020.08.21 公開

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医療機器・電子カルテは購入?リース?メリットとデメリットを解説

※本内容は公開日時点の情報です

#開業検討 #機器選定ポイント #紙カルテの電子化 #事業計画

買い取り?リース?医療機器・電子カルテ

リースに比べ支払い金額が抑えられる買い取り

クリニックの開業準備において、医療機器の選定は頭を悩ませる難問です。しかし問題はそればかりではありません。迷って決めたその機器を買い取る(購入)のか? リースにするのか? クリニックに迎え入れる手段についても慎重に検討する必要があるのです。
機器を買い取ってしまうメリットとしてあげられるのが、リースに比べ多くのケースで支払い総額が抑えられること。購入のため借入する場合でもリース料率より低い金利であることが多いため、月々の支払いについても安く済みます。さらに取得価額500万円以上など、高額な医療機器に対する税制上の優遇措置もあり有利です。ただし減価償却費用や損害保険料など、複雑な会計処理が発生することは頭に入れておきましょう。将来、新機種に買い替える際には、処分料が発生することや業者に買い取ってもらうなど、廃棄コストや手間が発生することも忘れてはいけません。

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医療機器の“賞味期限”によっても判断する

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一方、リースは契約の際に多額の資金を準備しなくてよいという気軽さがあります。金融機関からの借入枠を使わないため、開業資金を別の投資へと回すこともできるでしょう。さらに全額経費として計上でき、会計処理も簡単。買い取りに比べ支払い総額が増えてしまうことを除けば、便利に使える仕組みとなっています。
こうなるとトータルコストの差で買い取りを選ぶか、導入の手軽さでリースを選ぶか迷うところですが、ここで検討の視点をもう一つ加えてみて下さい。それは、各機器の“賞味期限”。つまり「この先どれだけ第一線で使えるか」という視点です。ひと言に医療機器といっても様々な種類があります。機器に搭載されている技術がすでに成熟したものか発展中のものかで、耐用年数とは別の“使える期間”が見えてくるはずです。例えばX線装置など基本的な技術や構造に今後大きな変化がなさそうな機器は、CTやMRIといった先進機器よりも比較的長く使えるといえるでしょう。このような機器は買い取りを選択して代金の支払い後もずっと使えば、“元を取る”ことが可能です。逆に、技術革新とともに新製品が頻繁に発売されるような機器ならば、リース契約を選択することで常に最新型での医療を患者に提供できるのです。機器の特徴によって買い取りとリースを使い分けることも、ぜひ検討してみて下さい。

機器の最新情報は日頃から積極的に集めておく

しかしながら買い取りかリースか、検討の余地がない場合もあります。金融機関からの融資のめどが立たず、機器導入にあたってリースしか選べない時です。この場合でも、先に述べた機器の賞味期限の考え方を用いてみると良いでしょう。具体的には、リース期間を機器別に設定し契約を結ぶのです。長く使えそうなものはリース期間を長めに、モデルチェンジやバージョンアップが早そうな機器は短めにしておけば合理的です。もちろん機器ごとに個別の契約が可能かはリース会社に確認すべきですし、法定耐用年数による適正リース期間との兼ね合いもありますが、対応をお願いする価値はあるでしょう。また、日頃から各医療機器についての最新動向をチェックしておくと、どれだけ長く使えるかの予測が立てやすくなります。将来ご自身のクリニックで使うかもしれない機器の情報は積極的に集めておきましょう。
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